福岡県福岡市中央区地行浜2丁目2−3
ヒルトン福岡シーホーク4F

診療日:月、火、木、金曜日
診療時間:10:00~12:30、13:30~18:00(受付17:00まで)

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幹細胞培養上清液

幹細胞培養上清液について

幹細胞から放出される液性成分を回収した上澄み液であり、細胞成分を含みません。 幹細胞を培養した上清液中には、細胞自身が活性化・成長・増殖するために必要なさまざまな種類の生理活性物質である「サイトカイン」や、細胞間の情報伝達を担い、近年再生を促す効果の主役であると考えられている「エクソソーム」が含まれています。

幹細胞は、細胞自身が活性化・成長・増殖するために必要な「サイトカイン」と呼ばれるさまざまな種類の生理活性物質を培養液中に放出しており、代表的なものとして、EGF(上皮増殖因子)b FGF(塩基性繊維芽細胞増殖因子)PDGF(血小板由来増殖因子)IGF(インシュリン様増殖因子)などの成分が培養上清液に含まれています。

また「エクソソーム」と呼ばれる、幹細胞が小さな袋に包んで放出するタンパク質や情報伝達物質が、再生を促す効果の主役であり、再生医療においてより重要であることが分かってきています。

幹細胞が放出する「サイトカイン」や「エクソソーム」には以下の作用があることが知られており、これらを豊富に含む幹細胞上清液を治療に用いることで、再生効果をもたらすと考えられます。

期待できる作用

※幹細胞培養上清液の点滴は、1回の施術でも効果を感じられる方もいらっしゃいます。しかし、細胞は常に入れ替わっている為、定期的に施術を受ける事でその効果を保てるようになります。当クリニックは、2週間から4週間ごとの施術をお勧めしています。より高い効果を望む場合も、複数回の用途が必要になりますので、適切な施術回数を医師と相談するようにしてください。

抗炎症作用

血管新生作用

活性酸素除去作用

免疫調整作用

神経細胞修復・再生作用

美容作用

幹細胞培養上清液

脂肪組織から分離した脂肪幹細胞を増幅培養し、もっとも細胞の状態が良い時期に専用液へ置き換え、細胞を除いた上澄み液を回収します。回収した液をフィルター滅菌し、安全性試験(無菌検査、マイコプラズマ検査、エンドトキシン検査)に適合したものが幹細胞培養上清液として使用されます。
脂肪幹細胞は、ドナースクリーニングを行い適合したもののみが使用されます。

例えば、老化などにより衰えた細胞の回復を後押しする、炎症などによる痛みや疲れを軽減するなど、美容分野や整形外科、内科分野に対する様々な効果が期待されます。

治療の流れ

カウンセリング

患者さまが抱えるお悩みやご希望をヒアリングし、専門的な知見に基づいて助言します。アレルギーをお持ちの方は医師へご相談ください。

医師による治療のご説明

医師より実施する治療の目的、内容、安全性などについて説明します。ご不明点がございましたら何なりとご質問ください。

同意書へのご記入

医師の説明に同意いただきましたら同意書へのご記入をお願いします。

投与

点滴によって、約1時間かけて静脈へ投与します。キャンセルまたは採取日の変更については、お早めにお電話にてご相談ください。当日のキャンセルは費用が発生する場合がございます。予めご了承ください。

予期される副作用・リスク

導入部位の熱感や赤み、発疹、掻痒感、点滴による腫れや内出血などの症状が現れる場合があります。通常2~3日程で症状は目立たなくなります。培養上清液に含まれるインスリンの影響により低血糖症状(冷や汗、あくび、空腹感、震えなど)を引き起こす可能性があります。
耳鳴りなどのアレルギー反応やアナフィラキシー症状を引き起こす可能性も否定できません。
アレルギーをお持ちの方は医師へご相談ください。

ドナースクリーニング(ウイルス検査)、安全性検査(無菌検査、エンドトキシン検査、マイコプラズマ検査)を実施し、安全性に気を付けておりますが、ヒト由来の原材料を使用するため、予測できないような副作用が起こる可能性は否定できません。
この為、幹細胞培養上清液の投与後は、原則、以降の献血ができなくなります。
アフターフォローも行っておりますので、気になることがございましたらお気軽にご相談ください。

自己幹細胞培養上清液

当クリニックでは、次世代型大量培養装置Achieva-CSを使用し、患者さまご自身の幹細胞を使用したオーダーメイドの培養上清液の提供も承っております。

Achieva-CSは、独自の技術として不織布を細胞の足場とした生体環境に近い三次元(3D)培養を行うため、シャーレを使った手作業による培養よりも、幹細胞から放出される「サイトカイン」や「エクソソーム」の量が増えることがわかっております。

ドナー細胞(同種)由来の幹細胞培養上清液の投与に不安がある方も安心してお使いいただけます。

治療の流れ

カウンセリング

患者さまが抱えるお悩みやご希望をヒアリングし、専門的な知見に基づいて助言します。アレルギーをお持ちの方は医師へご相談ください。

医師による治療のご説明

医師より実施する治療の目的、内容、安全性などについて説明します。ご不明点がございましたら何なりとご質問ください。

同意書へのご記入

医師の説明に同意いただきましたら同意書へのご記入をお願いします。

血液検査

治療実施に伴い、患者さまの健康状態(感染症の有無)について検査を実施します。また、幹細胞の培養時に必要な血清の採取も行います。

採取日(脂肪採取)

清浄度を管理している処置室にて、腹部に局所麻酔を行い脂肪の採取を行います。切開部は1cm程度で、約1か月程で目立たなくなります。

キャンセルまたは採取日の変更については、お早めにお電話にてご相談ください。採取2日前より準備を始めますので、費用が発生する場合がございます。予めご了承ください。

培養終了後(投与)

点滴によって、約1時間かけて静脈へ投与します。出来上がった幹細胞培養上清液には、1年の使用期限を設けています。

予期される副作用・リスク

脂肪採取部の腫れ、内出血などの症状が現れる場合があります。通常1~2ヶ月程で症状は目立たなくなります。導入部位の熱感や赤み、発疹、掻痒感、点滴による腫れや内出血などの症状が現れる場合があります。通常2~3日程で症状は目立たなくなります。

培養上清液に含まれるインスリンの影響により低血糖症状(冷や汗、あくび、空腹感、震えなど)を引き起こす可能性があります。また、局所麻酔、幹細胞上清液による耳鳴りなどのアレルギー反応やアナフィラキシー症状を引き起こす可能性も否定できません。

アレルギーをお持ちの方は医師へご相談ください。

患者さまご自身以外の動物由来原料は使用しておりませんが、幹細胞培養上清液の投与後は、以降の献血をお控えくださいますようお願いします。

アフターフォローも行っておりますので、気になることがございましたらお気軽にご相談ください。